★ 掲載しているお客様の情報は、すべてお客様の承諾を得られたものです。
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Christopher.R(クリストファーアール)にご来店いただいたお客様の事例紹介。
今回は南長崎にお住まいのOLさん。
走るのが趣味で東京マラソンを目指しているとのこと…。
最近…、膝に痛みが出て来たらしい。
初回の施術では…。
やっぱり…、下半身がガチガチでした…(汗)
膝にはいきなり触れることはありません。
炎症を起こしている場合がほとんどでしょう。
ですから、太ももの状態を確認しよう思いました。
か~るく足に触れた位でも、
「ギャッ!」
かなりの激痛で非常にナイーブな状態。
初回ですので、そこだけフォーカスする訳ではなく、全身のお疲れ状況を見ていきました。
足だけではなく、身体のあちこちで強い「圧痛」を感じる状況でした。
膝の痛みは結果でしかありませんでした。
身体の他の部位のお疲れが膝に大きな負担をかけていると考えてまず間違いはありません。
特に股関節と足関節が重要ですが…。
走るという行為は全身運動です。
ですから、全身に疲労は及んでいるということです。
フォームの問題もあるとは思いますが…、
今のこの身体の状態を考えると…、
例え、正しいフォームを教えてもらっても、その通り身体が動かないでしょう…。
膝の痛みを何とかしたかったらば、まずは全身の柔軟性を取り戻すことが必要です。
今は、走っていると膝が痛くなる…。ですが、
このままでテキトーにケアしていると…、
走っていなくても膝が痛くなる…。
さらに腰も痛くなってきた。
そうなりそうな危惧があります。
もちろん、この方はOLさんですので、アマチュアランナーです。
プロのランナーには、プロのコーチやプロのトレーナーが身近にいます。
しかしアマチュアランナーには、その存在がありません。
自分の考えだけ、熱意だけで、大会を目指して走っている場合がほとんどです。
ですから、熱心な人ほど身体を傷めてしまっている人が多いんです。
特に最近は健康志向の強い人が多いです。
健康のために…、と思って始めたスポーツで、
逆に健康を害している人が徐々に多くなってきたという印象を持っています。
まさに本末転倒ということです。
運動不足の人との二極分が顕著になってきました。
休むことも大事です。
熱意だけで毎日のように走るのは危険です。
このお客様の場合は、
日々、疲労をどんどん蓄積している状態です。
膝に痛みが出てきたのは、もう身体が悲鳴を上げている状態です。
筋肉というものは鍛えるばかりでなく…。
休息をしている間に、強くなります。
休息をとることで強くなって疲労が回復していくのです。
それによって休息を取る前より、右肩あがりにパフォーマンスが向上するのです。
この状態は、「超回復」といいます。
そういう言葉が存在するのです。
運動をやり続け、
計画的な休息をとらず、
ダラダラと練習をしていく…。
それでは、疲労が蓄積していくばかりです。
これを続けていると記録が伸びるどころか、悪くなっていきます。
もちろん、故障も起きやすくなります。
要するに…、これが
「コンディション」を整えるということなのです。
プロでも試合や大会に向けて
トップコンディションで臨もうと、
練習、トレーニング、休息…。
食事とかもありますね。
そういうモロモロの要素で、
肝心な時にトップコンディションにもっていこうとしているのですが…。
これが簡単じゃないことは、オリンピックを見ても分りますよね。
アマチュアなら、なおさら難しい世界なんですよ。
でも、とりあえずは、休息はきちんと取りましょう。
怪我の元です。
このお客様には痛みが消えるまでは走るのをやめるようアドバイスしました。
まずは蓄積した疲労を取ることが最優先として現在施術を続けています。
施術では直接的に膝に負担をかけている処から始め、
最終的には下半身はもちろん、肩関節などの施術も必要です。
疲労が取れ、身体が整い、
トレーニング&練習をし、
セルフケアを勉強していただければ、
記録も伸びますよ!
最近、運動し過ぎで壊し気味の人が徐々に増えていている感触です。
運動不足の人と二極分化してきた感じ…。